ファッションにブーツを取り入れることで、アメカジやワーク系の格好はもちろん、ストリートやきれいめもまた少し違った魅力を演出することができます。
ただ、スニーカーとはサイズ感など選び方が大きく変わってくるので、しっかり選ばないと失敗してしまう可能性が高いです。
今回は、そんな初心者の方におすすめのブーツを紹介していきます。
初心者の方が合うブーツに出会える方法と、非常に魅力的なブーツを紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。
初心者のブーツの選び方
初心者の方におすすめのブーツを紹介していくにあたって、まずはその選び方を紹介していきます。
スニーカーとはかなり違う部分もありますので、失敗しないためにもぜひ確認してください。
1.フィット感の確認
ブーツを選ぶ際、最も重要なのはフィット感です。
スニーカーとはサイズ感が違うので、初めてブーツを購入する際に、サイズ選びを失敗してしまう方が多くいらっしゃいます。
サイズは足の長さだけでなく、幅や甲の高さも考慮に入れて選びましょう。
一般にブーツは革が馴染むまでに時間がかかるため、最初は少し固めに感じることもありますが、足を締め付けるほどの窮屈さは避けるべきです。
またスニーカーと比べるとブーツの方がサイズが大きめなので、基本的には1cm程度小さいものを選んでいくことをおすすめします(スニーカー27cmの場合ブーツ26cmなど)。
店頭で試着する際は、厚めの靴下を履いて、実際に歩いてみることが大切です。
2.素材から選ぶ
革ブーツには様々な素材があります。
柔らかく軽量なスエード、耐久性に優れたフルグレインレザー、水に強いヌバックなど、使用するシーンに合わせて選びましょう。
また、メンテナンスのしやすさも考慮すると良いでしょう。
例えば、頻繁なお手入れが難しい方は、傷が目立ちにくいオイルドレザーがおすすめです。
3.スタイルと用途をチェック
カジュアルからフォーマルまで、ブーツには様々なスタイルがあります。
自分がどのような場面でブーツを履くか、またどのような服と合わせるかを事前に考え、選択しましょう。
例えば、ビジネスシーンにはシンプルなデザインのチェルシーブーツが適していますし、アウトドアであれば耐久性の高いワークブーツが良いでしょう。
4.ソールの種類を確認
ソールの種類は歩きやすさや滑りにくさに大きく関わります。
例えば、ダイナイトソールやコマンドソールはグリップ力が高く、悪天候でも安心です。
また、レザーソールはフォーマルな印象を与えますが、滑りやすく雨に弱いので注意が必要です。用途と歩行環境を考えながら選びましょう。
5.色から選ぶ
色はブーツの印象を大きく左右し、コーディネートの幅を決定します。
初心者はまずベーシックな色から選ぶと良いでしょう。
ブラックやブラウン、タンなどはどんな服装にも合わせやすく、一足目としておすすめです。
明るい色や特徴的な色は、既に基本的なブーツを持っている場合に、コレクションに加えると良いでしょう。
6.メンテナンス性を確認
ブーツの購入を考えた際、その後のお手入れのことも念頭に置きましょう。
購入したブーツがどのようなメンテナンスを要するのか、またそのメンテナンスにどれくらいの時間と費用がかかるかも重要なポイントです。
防水スプレーや専用クリームといったメンテナンス用品を購入し、定期的な手入れを心掛けることで、ブーツを長持ちさせることができます。
初心者におすすめのブーツ10選
いよいよここから、初心者におすすめのブーツを紹介していきます。
取り入れやすくも、しっかり使える品質を持つブーツを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
1.RED WING(レッドウィング) 6インチ クラシックモック
定番ながらも圧倒的な完成度を誇る至高の1足!
レッド・ウィングはアメリカの一流ブーツメーカーで、特に#875と#877の2つのブーツが代表的です。
これらは1950年代に登場し、ワーカーたちに支持されたワークブーツとして知られています。
レッドウィングのブーツは耐久性に優れ、特にトラクショントレッド・ソールは歩きやすさと疲れにくさも魅力です。
レッド・ウィング社は110年以上にわたり、伝統的なクラフトマンシップを守りながら品質の高いブーツを作り続けており、その精神は今日でも受け継がれています。
このブーツはレザーの質と色合いが変化し、履き込むほどに味わいが増すため、愛され続けています。
2.Clarks(クラークス) デザートブーツ
柔らかい履き心地と、決めすぎないデザインで使いやすさ抜群!
クラークスのオリジナルデザートブーツは、1950年にNathan Clarkによってカイロのオールドバザールのラフブーツからインスパイアを受けて生まれ、発売してすぐに人気になりました。
これらのブーツは英国を代表するカジュアルシューズで、プレミアムレザーやスエードを使い、レース留め具やクレープソールと組み合わせられています。
デザートブーツはカウレザーのアッパーと柔軟なクレープソールで、履き始めから履きやすいのも魅力です。
デザートブーツはクラークスを不動の地位に押し上げたアイテムで、ネイサン・クラーク氏が第二次大戦中に友人のゴム底のミリタリーシューズから着想を得て誕生しました。
全世界で2000万足以上が販売され、日本でも多くの人々に支持されています。
3.L.L.Bean(エルエルビーン) 8インチ ビーンブーツ
雨や雪など悪天候にも強く頼もしいブーツ!
ビーン・ブーツはL.L.Beanのアイコン的な存在で1912年にレオン・レオンウッド・ビーンによって導入され、米国メイン州の自社工場で製造されています。
これらのブーツは高品質なフルグレイン・レザーを使用し、雨や雪をはじく素材でできており、トリプル・ステッチの丁寧な仕上げが特徴です。
また、スチールの補強材が土踏まずに入り、チェーン・パターンの溝入りゴム製アウトソールが安定感とサポート力を提供します。
このブーツは様々な状況で活躍し、特に冬のメインブーツとしておすすめされています。
4.Tricker’s(トリッカーズ) カントリーブーツ
上品なデザインながらも高い耐久性を持ち、革靴界でも特に人気の1足!
トリッカーズの代表的な「カントリー・ブーツ」とも呼ばれるウィングチップの7アイレット・ブーツは、ブローギングが特徴的で、グッドイヤー・ウェルト製法とダブル・ソールによる耐久性を持っています。
ウイングチップとメダリオンは通気性を向上させ、一足一足の職人の手で作り上げられるこだわりのアイテムです。
トリッカーズのウィングチップは「カントリーコレクション」の代表的なアイテムで、独特でユーモラスなデザインと高い完成度が特徴です。
どんなファッションにも合う汎用性と、クオリティと風格が支持されています。
「MALTON」はトリッカーズの象徴で、ブローグが施されたラウンドトゥのラストとダブルソールがカントリーブーツの完成形とされています。
マロン、エイコン、ブラックが代表的なカラーオプションです。
5.SANDERS(サンダース) ミリタリーダービーブーツ プレーントゥ
シンプルながらも高い耐久性を持つブーツで、様々なファッションに対応可能!
「サンダース」は1873年に設立されたノーサンプトンの老舗靴メーカーで、グッドイヤーウェルト製法を採用しており、耐久性が高く、軍用のシューズを手掛けることもあるブランドです。
そんなサンダースの「ミリタリーダービーブーツ」は、ミリタリーシューズのアーカイブからインスパイアされたラインで、ポリッシュドレザーを使用し、光沢感があり、耐水性があります。
コマンドソールを採用し、滑りにくく耐久性も高いので、多目的に使えます。
ITSHIDE製のラバーソールを採用し、滑りにくく耐久性が高いです。重厚でクラシックなミリタリーテイストが魅力です。
すっきりとしたデザインで、幅広いスタイルにマッチします。足元を引き締める一足としておすすめです。
6.REGAL(リーガル) チャッカーブーツ
ゴアテックスを採用し、雨や雪でも不自由なく使えるブーツ!
「REGAL(リーガル) チャッカーブーツ」は、端正なルックスを持ちつつも、ゴアテックスという水に強い素材を使っていて実用性が抜群です。
ゴアテックスは微細な孔を持ち、雨は通さず、水蒸気を通す透湿性を備えており、靴内の湿気を排出し蒸れにくくします。
様々な気象条件下で快適に使うことができるので、ビジネス利用にもおすすめです。
また、リーガルは長い歴史を持つ日本のシューズブランドで、コスパの良さを重視し、初心者の方にも非常におすすめできるブランドとなっています。
7.Blundstone(ブランドストーン) ブーツ BS558
軽くて丈夫で非常に動きやすいサイドゴアブーツ!
Blundstoneの「ブーツ BS558」は、ゴム素材を使用し、驚くほどの動きやすさを持つサイドゴアブーツです。
ブランドネーム入りストラップが特徴で、ライニングにはレザーが使用され、足の自由度が高く、TPU素材を採用して耐久性が高いです。
XRD素材をインソールとアウトソールに使用しており、衝撃吸収と長時間の快適な履き心地を実現しています。
インジェクション製法により縫目がなく、水の侵入を防ぎ、グリップ力と安定性も優れているのが特徴です。
Blundstoneはオーストラリアのブランドで、耐久性とシンプルなデザインで世界中で親しまれています。
8.BUTTERO(ブッテロ) BROKE B1117
ヒールが高めで上品な印象のあるショートブーツ!
ブッテロの「B1117」は、定番のショートブーツで、シンプルでスタイリッシュなデザインで幅広いシーンで活躍します。
サイドジップ仕様で着脱がしやすく、よく靴を脱ぐ日本人のライフスタイルにぴったりでしょう。
このブーツは「BROKE」のラストを使用し、丸みのあるトゥと高めのヒールがバランス良く調和しています。
上質なカウレザーを使っており、エイジングによる変化を楽しむことができるのも魅力です。
シンプルで装飾を抑えたデザインと落ち着いた色調で、コーディネートの選択肢が広がります。
ソールはレザーソールとラバーの組み合わせで滑りにくく、アッパーはスエードにオイル加工が施されており、経年変化を楽しめます。
9.Chippewa(チペワ) 6インチ ユーティリティブーツ
まさにユーティリティ!デザイン、品質ともに圧倒的な実用性を誇る1足!
チペワは、1901年にウィスコンシン州で誕生し、その品質と耐久性からアメリカ全土で認知され、米軍へ供給されたり、アウトドアブームの時代に世界中で評価されたブーツブランドです。
そんなチペワの「ユーティリティーブーツ」は、1939年の6インチサービスブーツをベースにしています。
軍用のサービスブーツをモデルとし、耐久性に優れた作りを持っています。
6インチハイトのフルグレインカウハイドを使用し、ビブラム・タイガムソールとグッドイヤーウェルト製法を採用しており、内蔵のコルクが足に合わせて変形し、快適に足に馴染んでくれるのが魅力です
また、オールソール修理を行うことで長寿命を実現できます。
このブーツはきれいめのアメカジスタイルにも合い、アウトソールにビブラム社のソールを使用しています。
クラフトマンシップとワークブーツの本質を大切にし、100年以上にわたり変わらない価値を提供しています。
10.Danner(ダナー) ダナーライト
可愛らしさと実用性を両立させた人気のブーツ!
「ダナーライト」は、セダーブラウンの復活を含む、アウトドア用ブーツの40周年記念モデルです。
オリジナルのカラーに基づいてレザーを染め直し、ポートランドの工場で手作業で組み立てられています。
ゴアテックスブーティーによる防水と透湿性を備え、足を快適に保ってくれるのが魅力です。
ダナー式ステッチダウン製法を使用し、足馴染みがよく、ブーツならではの堅牢性も持っています。
品格あるデザインはアウトドアから普段使いまで使いやすくなっています。またVibramクレッターリフトソールが高いグリップと耐摩耗性なのが特徴です。
ダナーライトはゴアテックスを初めてブーツに搭載した先駆的なモデルで、アウトドアと都市の間を結ぶ貴重なブーツです。
初心者におすすめのブーツ比較表
ここまで様々な初心者におすすめのブーツを紹介してきましたが、ここで振り返ってまとめて見てみましょう。
初心者におすすめのブーツ | 詳細 |
1.RED WING(レッドウィング) 6インチ クラシックモック
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定番ながらも圧倒的な完成度を誇る至高の1足!
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2.Clarks(クラークス) デザートブーツ
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柔らかい履き心地と、決めすぎないデザインで使いやすさ抜群!
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3.L.L.Bean(エルエルビーン) 8インチ ビーンブーツ
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雨や雪など悪天候にも強く頼もしいブーツ!
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4.Tricker’s(トリッカーズ) カントリーブーツ
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上品なデザインながらも高い耐久性を持ち、革靴界でも特に人気の1足!
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5.SANDERS(サンダース) ミリタリーダービーブーツ プレーントゥ
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シンプルながらも高い耐久性を持つブーツで、様々なファッションに対応可能!
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6.REGAL(リーガル) チャッカーブーツ
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ゴアテックスを採用し、雨や雪でも不自由なく使えるブーツ!
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7.Blundstone(ブランドストーン) ブーツ BS558
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軽くて丈夫で非常に動きやすいサイドゴアブーツ!
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8.BUTTERO(ブッテロ) BROKE B1117
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ヒールが高めで上品な印象のあるショートブーツ!
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9.Chippewa(チペワ) 6インチ ユーティリティブーツ
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まさにユーティリティ!デザイン、品質ともに圧倒的な実用性を誇る1足!
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10.Danner(ダナー) ダナーライト
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可愛らしさと実用性を両立させた人気のブーツ!
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まとめ
今回は、初心者におすすめのブーツを紹介しました。
ブーツを初めて取り入れる際には、スニーカーとはかなり違うので、しっかり選んでいく必要があります。
今回特にブーツに慣れていない方でも取り入れやすいモデルかつ、長く使えるものを厳選しましたので、気になるものがあったらぜひチェックしてみてください。