革靴を初めて購入しようと思っても、手入れだったり、足が痛くなってしまわないかだったり不安が大きいかと思います。
スニーカーとはまた違ってくるので、しっかり選んでいく必要があるでしょう。
今回は、そんな入門におすすめの革靴を紹介していきます。
比較的お求めやすくも、靴擦れしにくかったり、手入れが簡単だったりする革靴を紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
初めての本格革靴の選び方
入門におすすめの革靴を紹介していくにあたって、まずは初めての革靴の選び方について紹介していきます。
スニーカーと同じように選んでしまうと、高確率で後悔することになってしまうので、しっかり確認していきましょう。
革の種類と品質を理解する
本格的な革靴を選ぶ際は、まず使用されている革の種類と品質を理解することが重要です。
一般的には牛革が使用されますが、コードバン(馬革)やスエードなども人気となっています。
牛革は耐久性が高く、コードバンは光沢と滑らかさが特徴です。スエードは柔らかく独特の風合いがあります。
用途と好みに合わせて選びましょう。
靴のスタイルと用途を考える
革靴にはオックスフォード、ダービー、ローファー、ブーツなど様々なスタイルがあります。
フォーマルな場にはオックスフォード、カジュアルな場にはローファーが適しています。
また、用途を考え、ビジネス用かカジュアル用かを明確にしましょう。この基準によって選ぶべき革靴の種類が変わります。
適切なサイズとフィット感を重視
サイズ選びは非常に重要です。足のサイズを正確に測り、試し履きをして歩いてみましょう。
スニーカーと同じように選んでしまうと、高確率で大きいものを選んでしまい失敗するので、しっかりサイズを確認していく必要があります。
また革靴はスニーカーと違い、ブランドや生産国によってもかなりサイズ感や形が変わってくるので、可能であれば一つひとつ確認していくのが良いでしょう。
特に、幅や甲の高さなどのフィット感を確認することが重要です。長時間履いても快適な靴を選ぶために、時間をかけて慎重に選ぶべきです。
どうしてもネットで買ってしまいたいという場合には、スニーカーのサイズから1cm小さいもの(スニーカーが27cmなら革靴は26cm)付近で選んでいくことをおすすめします。
スニーカーと比べても履き始めは多少きつくても革が伸びてちょうどよくなるので、そういった選び方がおすすめです。
ソールの素材と構造をチェック
ソールの素材にはレザーソールやラバーソールがあり、それぞれ歩きやすさや耐久性に特徴があります。
また、グッドイヤーウェルト製法やブレイク製法などの構造によって靴の耐久性や修理の容易さが変わります。使用目的に合わせて適切なソールを選びましょう。
予算とメンテナンスを考慮する
高品質な革靴は高価ですが、適切なメンテナンスを行うことで長く愛用することができます。
予算を決めつつ、クリーニング用品やシューキーパーなどのメンテナンス用品の購入も検討しましょう。
また、修理が可能な構造の靴を選ぶことで、長期間の使用が可能になります。
入門におすすめの革靴10選!
いよいよここから、入門におすすめの革靴を紹介していきます。
お求めやすくも、靴擦れしにくかったり、手入れが簡単だったりする革靴を紹介していきますので、初めて本格革靴の購入を考えている方は、ぜひチェックしてください。
1.Jalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ) Garuda ローファー
高級革靴レベルの品質ながらもお求めやすく、人気のローファー!
インドネシア発のシューズブランド「Jalan Sriwijaya」は、高品質な靴を手作業で縫い付ける「ハンドソーンウェルテッド製法」を採用し、履き込むほど足に馴染む履き心地が魅力です。
この「Garuda/ガルーダ」は、日本人の足に合うようにヒールカップをコンパクトに変更し、ジャストサイズのローファーでも踵が抜けにくい仕様です。
デザインはシックで洗練されており、通気性と足馴染みの良さを提供するイタリア製のレザーソールを採用しています。
このモデルはインドネシアの霊鳥である「ガルーダ」にちなんで名付けられ、ブランドのマスターピースとされています。
ソールにはビブラム社のラグソールを使用し、エレガントかつカジュアルな雰囲気を持つ限定モデルです。
2.RED WING(レッドウィング) ポストマン オックスフォード
クッション性が高く、馴染むとスニーカーのように楽に履ける革靴!
1954年に誕生した「ポストマンシューズ」は、レッドウィング社がポストマンと警察官のために開発した靴で、クッションソールと耐久性のあるレザーが特徴。
この靴は長距離歩行を必要とするポストマンにとって信頼性の高い靴となりました。
制服に合うデザインと高い機能性により、郵便局員たちに支持され、全米の郵便配達員に愛される「ポストマン・シューズ」の名前で呼ばれるようになりました。
特に革新的なのはクッション性に富んだラバーソールで、これは従来のソールよりも衝撃吸収が優れていました。
そのため、重い郵便物を持って長距離を歩くポストマンにとって非常に頼りになる靴となりました。
このデザインと機能性の組み合わせは現代のユーザーにも魅力で、ビジネスからカジュアルまで様々なスタイルに合います。
3.Berwick(バーウィック) プレーントゥ
300年以上の歴史がある老舗ブランドで、実用性抜群の革靴!
「Berwick(バーウィック)」は、スペインで誕生したレザーシューズブランドで、その歴史は1707年まで遡ります。
ブランドは300年以上にわたる歴史の中で培った伝統的な製法と革新的な機械技術を組み合わせ、ヨーロッパを中心に広まりました。
Berwickは、靴をパーツごとに分けて熟練した職人の手で作られる「グッドイヤーウェルト製法」を採用しており、その美しいデザインと品質に魅了され、現在では日本や中国などでも人気を博しています。
カジュアルなラウンドタイプのラストや強度とクッション性を兼ね備えたビブラム社製の靴底材が使用されており、特に靴底材はゴムを発泡させて作ることで軽量化されています。
Berwickの製品は、英国クラシックテイストとイタリア、フランスのエレガンスが融合されたデザインで、ヨーロッパでは手頃な価格ながら高品質として評価されています。
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4.REGAL(リーガル) ストレートチップ 革底 01DR CD
ビジネスシーンに特におすすめできる国産王道革靴!
「REGAL(リーガル) ストレートチップ 革底 01DR CD」は、グッドイヤーウエルト式製法のシューズで、特徴的な「ヤハズコバ」や細かなステッチングを備えています。
踵のホールドを向上させるくるぶし高さの変化があり、本格的な革底ビジネスドレスシューズとしておすすめされています。
アッパーにはアノネイ社のベガノカーフを使用し、上品な質感と光沢を備えています。革製のソールは通気性と屈折性に優れ、特別な履き心地が特徴です。
このシューズは経年変化や日常のお手入れを楽しむことができ、革靴の醍醐味が表れています。高品質な素材を使っており、永く愛用することができ、自分だけの一足を育て上げることができます。
REGALの01DRは、高い知名度を持つ価格の比較的高いストレートチップで、ビジネスシーンで存在感を発揮します。
5.SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン) シャインオアレインⅣ
その名の通り雨の日も履ける耐久性に優れた革靴!
「シャインオアレイン」は、天候に左右されず快適な履き心地とスタイリッシュな足元を提供する革靴シリーズで、特に「シングルE」のシャープなデザインが特徴的です。
これらの靴は高品質の本格撥水レザーを使用し、履き心地と防水性を両立しています。
このシリーズの底材にはSGソールを採用しており、耐磨耗性やグリップ性に優れ、濡れた路面でも安定した歩行を提供します。
また、靴はグッドイヤーウェルテッド製法で作られており、頑丈で修理可能な耐久性も魅力です。
「シャインオアレイン」のアッパーは、撥水性のある革を使用し、自然な質感を保ちつつ高い撥水性を実現しています。
この革靴は日本のスコッチグレインブランドから展開されており、MADE IN JAPANの品質と日本の足型に合ったデザインが魅力です。
6.SANDERS(サンダース) ミリタリーダービー
実力派メーカーで英国国防省にも提供している信頼性のあるブランド!
「サンダース」は英国ノーザンプトンの靴メーカーで、1873年に創業されました。
サンダースは靴の聖地ノーザンプトンで伝統的なグッドイヤーウェルト製法を続ける実力派メーカーで、高品質な靴を製造しています。
そんなサンダースの「ミリタリー ダービーシューズ」はMOD(英国国防省)のオフィシャル・サプライヤーであり、日本で企画されたラスト「266」を使用しています。
この靴は光沢のあるポリッシュドレザーをアッパーに採用し、光沢感を保つ簡単なメンテナンスが可能です。
アウトソールには英国の「ITSHIDE」社の「コマンドソール」が使用され、雨天にも対応できます。クラシックでありながら、抜け感のあるスタイルが魅力的です。
7.MANEBU(マネブ) ヒヒン
スニーカーのソールを採用し、クラシックな革靴ながらも履きやすい!
「MANEBU」のヒヒンは、シンプルなプレーントゥモデルで、MANEBUの代表的なモデルです。
ビジネスからカジュアルまで幅広いスタイルに合うベーシックなアッパーと2つの異なるシューレースが付属しています。
牛革を使用しており、外羽式プレーントゥモデルのクラシックなデザインを踏襲しています。
特筆すべきはスニーカーソールの採用で、クッション性が高く、長時間の着用でも快適です。
また、革のお手入れが比較的容易で、革靴を手入れが面倒な方にもおすすめです。
8.HARUTA(ハルタ) レースアップシューズ プレーントゥ
お求めやすくも、シンプルでコーデを上品にしてくれる革靴!
「ハルタ」のレースアップシューズは隠れたヒット商品で、プレーントゥデザインが特徴です。
日本人向けに40年以上変わらぬ武骨ながらも繊細な木型でデザインされ、懐かしさと新鮮味を兼ね備えています。
光沢のあるエナメル素材のアッパー、本革の中敷きとライニング、柔らかく軽量なアウトソールが組み合わさり、長時間の着用でも疲れにくい履き心地が特徴です。
このプレーントゥシューズは幅広いシーンで活躍し、ビジネスから休日、フォーマルな場面まで対応してくれます。
外羽根式で動きやすく、着脱やフィット感の調節が簡単です。
ツヤ感のあるガラスレザーが足元を上品に演出し、シンプルで存在感のあるデザインとして幅広く使えるプレーントゥシューズです。
9.Clarks(クラークス) ワラビーシューズ
決めすぎないほどよいデザインと、快適な履き心地を持ち、長年愛され続けている革靴!
このクラークスのワラビーブーツは、アイコン的なデザインを継承しつつ、高機能インソールと軽量化が施されたエントリーモデルです。
1966年に発売され、日本では1971年から販売され、長く愛され続けているオリジナル商品です。
アウトソールの質感にこだわりつつ、素材を最小限に抑えたエコなモデルとしてデザインされています。
Ortholite®インソールを採用し、かかと周りにモールドカップを備えることで、軽量かつ通気性に優れた履き心地持つ革靴です。
このシューズはカンガルーの小型有袋類から名前を得ており、足を優しく包み込むデザインで快適な履き心地を提供します。
独特のモカシン構造とクレープソールは、クラークスオリジナルズのアイコンシューズとして全世界で支持されています。
10.Blundstone(ブランドストーン) サイドゴアブーツ BS510089
お求めやすいながらも防水などハイスペックで、入門のブーツとしておすすめ!
Blundstoneのサイドゴアブーツは、サイドゴアブーツの元祖として世界で愛されており、ブランドを代表するモデルの一つです。
このモデルは高い伸縮性を持つサイドゴアとクッション性豊かなソールを特徴とし、機能性に優れています。
ソールはインジェクション製法によってアッパーと結合され、縫い目がないため水の浸入を防ぎます。
さらに、中敷きには歩行時の衝撃を吸収する「ショックプロテクションシステム」を搭載しています。
ブランドストーンはオーストラリアで生まれ、安全靴やワークブーツ、サイドゴアブーツのパイオニアとして知られ、機能性とデザイン性を兼ね備えた革靴です。
特に、高い防水性を持つ仕様なので、梅雨時期にも適しています。多様なシーンで活躍し、汎用性の高いサイドゴアブーツとしておすすめされています。
入門におすすめの革靴比較表
ここまで様々な入門におすすめの革靴を紹介してきましたが、ここで振り返ってまとめて見てみましょう。
入門におすすめの革靴 | 詳細 |
1.Jalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ) Garuda ローファー
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高級革靴レベルの品質ながらもお求めやすく、人気のローファー!
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2.RED WING(レッドウィング) ポストマン オックスフォード
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クッション性が高く、馴染むとスニーカーのように楽に履ける革靴!
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3.Berwick(バーウィック) プレーントゥ
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300年以上の歴史がある老舗ブランドで、実用性抜群の革靴!
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4.REGAL(リーガル) ストレートチップ 革底 01DR CD
|
ビジネスシーンに特におすすめできる国産王道革靴!
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5.SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン) シャインオアレインⅣ
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その名の通り雨の日も履ける耐久性に優れた革靴!
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6.SANDERS(サンダース) ミリタリーダービー
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実力派メーカーで英国国防省にも提供している信頼性のあるブランド!
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7.MANEBU(マネブ) ヒヒン
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スニーカーのソールを採用し、クラシックな革靴ながらも履きやすい!
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8.HARUTA(ハルタ) レースアップシューズ プレーントゥ
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お求めやすくも、シンプルでコーデを上品にしてくれる革靴!
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9.Clarks(クラークス) ワラビーシューズ
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決めすぎないほどよいデザインと、快適な履き心地を持ち、長年愛され続けている革靴!
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10.Blundstone(ブランドストーン) サイドゴアブーツ BS510089
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お求めやすいながらも防水などハイスペックで、入門のブーツとしておすすめ!
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まとめ
今回は、入門におすすめの革靴を紹介しました。
革靴は、スニーカーに比べると固いので靴擦れが起きてしまったり、またしっかり手入れをしないと寿命が縮んでしまいます。
今回紹介した中でカジュアルなら「RED WING(レッドウィング) ポストマン オックスフォード」フォーマル、ビジネスなら「REGAL(リーガル) ストレートチップ 革底 01DR CD」が特にお勧めですので、ぜひこちらも参考にしてください。
今回は、そんな靴擦れが起きにくかったり、手入れが簡単だったりする革靴を紹介しましたので、初めて本格革靴の購入を考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。