革靴のクリーム塗布用ブラシ”ペネトレイトブラシ”は、必須ではないものの、あるとかなり靴の手入れがはかどり、楽しくなります。
直接手で塗ったり、布で塗っても良いですが、より均一に無駄なくクリームを塗るためには、ペネトレイトブラシが役に立つでしょう。
今回は、そんなペネトレイトブラシについて、必要性や使い方、洗い方を紹介していきます。
10年以上の手入れで培ってきた情報を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
ペネトレイトブラシの必要性
ペネトレイトブラシは、革靴のクリーム塗布に特化したブラシです。
革靴のメンテナンスにおいて、クリームは革の柔軟性を保持し、色の補修や光沢を出すために重要な役割を持ちます。
通常のブラシとは異なり、ペネトレイトブラシの特徴はその細かい毛質にあります。
この細かい毛は、革の細かい溝や繊維の間にまでクリームを均等に行き渡らせることができます。これにより、クリームが表面に留まることなく、革の内部に浸透し、栄養を行き渡らせることができるのが特徴です。
また、細かい毛質は革にやさしく、傷つけることなく使用できるため、革靴の長期的な保護に寄与します。
このブラシを使うことで、革靴の耐久性が高まり、見た目も美しく保たれます。
必須ではなく、布でクリームを塗ることもできますが、布が吸ってしまいますし、より均等にクリームを伸ばすのにはペネトレイトブラシがぴったりです。
ペネトレイトブラシの使い方
ペネトレイトブラシの使い方はシンプルですが、効果的なメンテナンスを行うためには以下の点に注意が必要です。
まず、靴を清潔な状態にしてからブラシを使用します。
ブラシを使って靴全体にクリームを塗る際、薄く均一に塗り広げることが大切です。
特に革のシワや縫い目の部分には、ブラシを使って丁寧にクリームを塗り込むようにします。
このとき、力を入れすぎず、優しくブラシを動かすことが肝心です。
塗布後は、クリームが革に浸透するまで数分待ち、その後、別の乾いた布やブラシで表面を軽く磨きます。
この工程により、革靴に深みのある光沢が生まれます。
以下で約10年間の手入れで培った革靴全体の手入れ方法について紹介していますので、ぜひこちらも見てみてください。
ペネトレイトブラシの洗い方
ペネトレイトブラシの適切な洗い方は、ブラシの寿命を延ばし、常に最適な状態で使用するために重要です。
ブラシの毛にクリームが残らないようにするため、使用後は柔らかい布で軽く拭き取りましょう。
定期的な洗浄には、中性洗剤を水に薄めたものを使用します。ブラシの毛を洗剤水に浸し、やさしく揉み洗いをします。
その後、十分にすすいでから、自然乾燥させます。乾燥時には直射日光を避け、風通しの良い場所で乾かすことが望ましいです。
この過程を怠ると、ブラシの毛が傷んだり、革靴に不要な残留物が付着する可能性があります。
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まとめ
今回は、革靴のクリーム塗布用ブラシ”ペネトレイトブラシ”の必要性や使い方について紹介しました。
ペネトレイトブラシは必須ではないものの、500円程度で購入でき、靴の手入れがはかどるので、定期的に手入れをしていこうと考えている方に非常におすすめです。
ぜひペネトレイトブラシを取り入れて、より革靴を綺麗に長持ちさせてくださいね。